達磨後謝辞 蒲生哲より

拝啓 暦の上では四月となり、日増しに春の息吹を感じる今日この頃です。

ご存知のことと思いますが、私たちが住んでおります陸前高田は、
東日本大震災が引き起こした大津波により壊滅的な被害を被りました。

市民の10人に一人が犠牲となり、今尚仮設住宅など平時とは異なる生活を強いられているところです。

私も、目の前で2000人近くの人が波に消えていく瞬間を見てしまい現実に向き合うことが出来ないまま、
ただただ時間のみが通り過ぎた一年でした。

しかしながら、本当に多くの人が力や勇気、希望を授けていただいており、
少しずつでは有りますが前向きに行こうと考え始めているところです。

今回、佐倉さん瀬尾さん諸橋さんはじめ、本当に多くの方々の御支援によって、

大達磨絵プロジェクト for 陸前たがだ八起プロジェクト
http://pg-collabo.com/hakki-project/

を行うことが出来ました、終わってみてHPを拝見させていただきましたが、
私が私でないような何とも不思議な感覚にて、恥ずかしながら自分のひたむきな姿に心を打たれた次第です。

その中でも、諸方面の本当に多くの皆様から暖かいコメントをいただき、
シネマスターにでもなったようで本当に恐縮致しております。

本来ならば、直接お会いいたし御礼を申し述べるところでございますが、
復興活動を第一優先と致したく、いつの日にか機会あらば必ずお会いし、
様々なお話を伺えればと思っております。

今の現状では、このプロジェクトに携わった大変多くの皆様に満足にお礼も出来ないことを
大変に心苦しく感じておりますが、事情御察しの上何卒御容赦いただればと存じます。

いま、被災地陸前高田では、待ちわびた春が訪れつつあります、本当に厳しい冬でした、
なおさら春が来るのを心待ちにしておりました。よく言います「冬があるからこそ春がある」、
「明けない夜はない」 等々!すべてはポジティブに前向きに生きてゆこうと思いますので、
皆様には、温かく見守っていただければと存じます。

本当に、ありがとうございました。

貴下の御健勝と御活躍をお祈り致し、御挨拶と御礼とさせて戴きます。敬具
平成二十四年四月二十二日

NPO法人陸前たがだ八起プロジェクト
事務局長:蒲生 哲 (がもう さとる)